この時、
息を吸う感じを今でも覚えておりますが、、、、
ジェットコースーターで下る瞬間みたいな(笑)
まっすぐな道だったので、全開手前で調整しながらな走行
軽く盛り上がって、先が若干見えない
大きい障害物なら見えるので、そのまま、、、
穴が見えた
自分の走行ラインに
間に合わない
息を吸う
申し訳ない気持ちが駆け巡る
右足のブーツが飛んでいく
空は青かった
右足は半年前の5月に踵骨骨折あり
瞬間的に踵から落ちる！？と、、、、
そこから記憶が飛び
上半身だけ立ち上がってから記憶再開
寄ってくるメキシカン
寄ってたかって介抱してくれる(笑)
バイクは？と日本語で叫ぶ(笑)
バイクを運んできてくれた
ヘッドライト周りを見て愕然…
まぁね、縦回りすりゃ、なるよね、、、、
色々駆け巡るけど、頭も体も混乱なう
右足を確認
痛いけど、勢いとブーツで誤魔化せそう
痛くなる前に出発しなきゃと立ち上がり
メキシカンに、あれある？これある？と聞き
日本語でね(笑)
やってくれようとするから、見守りながら指示出す感じ
あー
ウエストバッグの位置が好みの位置にキマリ
気持ちよかったのに、、、、
自分の第一スティントはウエストバッグが
負担で、スタンディングも出来なかったので
位置決めがしっかり決まった第二スティントは
めちゃ気持ちよかった
言い訳すれば、これが始まりだったな
ぶっとんだGPSはポケットへ
カロリーメイトゼリーがポケットで爆発してた
ゼリーまみれのGPS
ヘッドライトは、背中のバックパックへ
結んでもらった。
そして走り出した。
砂山がウェーブ状態な道、ハンドル取られてコケるを繰り返す
なぜかはわかってる
ハンドルが曲がってる
でも止まりたくない気持ちが、、、、
でも、あれだけ止まってたんだからと
止まってハンドルを直す
それからはコケずに走れた。
あぁやっちゃったぜ
女房が見てたり、知ったらと思うと
単独でよかったわとも思いながら
とりあえず、次の交代ポイントまで行かなきゃ、、、、
そこで修理も出来るかも
転んだのは、第二スティント走り出して10分ぐらいかな…
まだまだ相当ある
だいたい最低でも4，5時間は走るんだから
交代ポイントへなんとか着いて
その後もレースは続いた。
みんなに迷惑かけちゃったな
最後の第3スティントはゴールまで
それまでも色んな事件？があった。
第3スティントも書けば長い(笑)
そんなワケで、深夜にゴール
翌朝は、もうひとりでは歩けなかった。
ショッピングセンターへみんなに支えてもらって
杖を探しに、、、、
無かった
ビールが美味かった。
続く…
